小児矯正：矯正治療の開始時期
矯正治療の開始時期
歯並び矯正歯科治療のスタートの時期は症例によって異なりますが、歯列や顎の成長によって大きなターニングポイントとなる時期があります。
少なくとも、その時期には、定期的に検査をされることをお勧めいたします。
3歳
乳歯列が完成する時期です。
不正咬合の場合、3歳児健診で指摘され来院される方がいらっしゃいます。基本的に治療を開始する必要は無い場合が多いですが、反対咬合に限り、この時期から治療を開始することもあります。
6歳
6歳臼歯と呼ばれる最初の永久歯が萌出する時期です。
顎の骨が成長してくる時期です。早い方では矯正歯科治療を開始することがあります。
9歳
混合歯列期と呼ばれる時期で、永久歯と乳歯が混在している時期です。
第Ⅰ期治療（こどもの予防矯正歯科治療）の時期にあたります。この時期から開始することで、成長を利用して、将来の正しい歯並びに誘導していくことが可能です。
12歳
永久歯列期と呼ばれる時期です。
第Ⅱ期治療（成人の矯正歯科治療）の時期にあたります。骨格がほぼ完成しているため、出来上がった骨格の中で、いかに効率よく歯を並べるかを主眼に考えていきます。